自律神経

だるい・疲れやすい

倦怠感に鍼灸

激しい運動や労働のあとに感じる疲れは、主に筋肉の疲労によるものです。軽いものなら入浴、睡眠など、休養を十分にとることで回復します。
しかし、原因のはっきりしない倦怠感や何日たってもとれない疲れがあるときは、何かの病気の初期症状ということもあるので、一度病院で検査を受けるといいでしょう。
また、自律神経の乱れ気象病更年期障害、PMSなどが原因で倦怠感を感じることや、悩み事や不安感など、精神的なものが原因になることもあります。

【施術のポイント】
原因は人それぞれなので、一人ひとりの背景に照らし合わせて施術します。
たとえば、自律神経の乱れが原因になっている場合は自律神経を整える鍼灸を、気象病が考えられる時は天気に影響されないよう体質改善に重点を置いた施術を行います。
次に、背中や腰に疲れがあらわれている場合は、背中の身柱(しんちゅう)肝兪(かんゆ)、腰の志室(ししつ)腎兪(じんゆ)などのツボに鍼灸を施します。
もし、腕がだるい場合には手の陽池(ようち)曲池(きょくち)など、足が疲れてむくむ場合は足三里(あしさんり)三陰交(さんいんこう)などのツボを使います。
全身をリフレッシュするには、足の裏の湧泉(ゆうせん)が役立ちます。

施術後はスッキリとしたからだを体感していただけると思います。どうぞ気軽にお問い合わせください。

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【参考:倦怠感を和らげるツボ】
ここからは、疲れやだるさを感じたときに使う代表的なツボを紹介いたします。
わかりやすいようにツボの位置を図で示しています。ご家庭でのケアにお役立てください。


<身柱(しんちゅう)>
文字通り「身」はからだ、「柱」ははしらという意味です。したがって、身柱はからだの大黒柱の役目をしているツボであることをあらわしています。
別名「散り気(ちりげ)」と呼ばれ、邪気(東洋医学でいう病気の原因)をはらうツボで、からだを丈夫にし、疲労をとるのに役立ちます。
ツボの位置は、第3胸椎棘突起のすぐ下にあります。見つけ方は、左右の肩甲棘(けんこうきょく)の内側を結んだ線の高さに第3胸椎棘突起があるので、そのすぐ下です。


<肝兪(かんゆ)>
「肝」とは肝の臓のこと、「兪」とは邪気(病気の原因)が注ぐところという意味です。肝の臓の病を退散するツボですが大変応用範囲が広く、背中の倦怠感やコリにおすすめです。
ツボの位置は第9胸椎から外側1寸5分のところにあります。見つけ方は、第9胸椎棘突起から左右両側へ指幅2本分ほど離れたところが肝兪になります。


<腎兪(じんゆ)>
腎の臓に邪気(病気の原因)が注ぐところで、腎の臓の病気を取り除くツボです。
東洋医学では、腎の臓が活発であると、体力が充実し全身が強健になるとされています。したがって、応用範囲も大変広く腰の疲れをとるのに役立ちます。
ツボの位置は第2腰椎の両側にあります。わき腹の一番下にある肋骨(第12肋骨)の先端と同じ高さにある腰の骨が第2腰椎です。腎兪は、ここから指幅2本分ほど離れたところにあります。


<志室(ししつ)>
「志」は腎の精気のことをいいます。「室」は部屋のことです。「腎には志が宿る」と言われ、生まれつきの体力の強弱がこのツボにあらわれます。
腎が病むと精気が弱まり、疲れやすく元気がなくなります。志室はこのようなときの状態改善に役立つツボです。
ツボの場所は第2腰椎から左右に指幅4本分ほど外側にあります。腎兪から指幅2本分ほど外側になります。


<陽池(ようち)>
陽池の「陽」は陰陽の陽で、手の甲をあらわしています。「池」はいけ・たまるを意味しています。すなわち、手の甲側にあるツボで、東洋医学で病の原因とされる邪気が池のようにたまりやすい場所であることを示しています。
だるくて腕が上がらない時や手が疲れたときにおすすめです。
ツボの位置は、手関節後面のほぼ中央で総指伸筋腱と小指伸筋腱の間の陥凹部です。見つけ方は、手の甲を上にして指をぐっと伸ばします。このとき、手首の真ん中と小指側に触れる二本のかたい“すじ”の間にできる窪みに位置します。


<曲池(きょくち)>
「曲」はまがる、「池」はいけをあらわしています。つまり、肘の曲がるところにあるツボで、邪気(病気の原因)がたまりやすいことを意味しています。
応用範囲がとても広いツボで、肩から腕にかけての痛みやだるいさの緩和に役立ちます。
曲池の位置は、肘関節の横じわの親指側の端にあります。


<足三里(あしさんり)>
「足」は下肢、「里」は寸の意味があります。つまり、下肢の膝下3寸に位置することから足三里と呼ばれます。
足の血行を促進しだるさを和らげて疲れをとるのはもちろん、全身の活力源に関わる重要なツボです。
ツボの位置は、膝を曲げたときに膝蓋骨の外下方にできる窪みから下に3寸おりたところです。見つけ方は、膝を曲げ手の親指を膝皿の上に置き、中指を伸ばしきったときに指先の当たるところが足三里です(図)。


<三陰交(さんいんこう)>
婦人科のツボとして有名ですが、たいへん広い範囲にわたって効果が期待できる大切なツボのひとつです。
昔から虚弱体質を改善するツボとしても知られ、足のむくみからくる倦怠感にも使います。
三陰交は内くるぶしから指幅4本分ほど上方の骨際にあります。


<湧泉(ゆうせん)>
生まれながらに持っている生命エネルギーが、まるで泉のように湧き出すところであることから湧泉と名付けられています。ここから湧き出たエネルギーは全身を巡るとされています。
湧泉はスタミナの回復を手助けします。体力の減退がみられる場合におすすめのツボです。
ツボの位置は第2・第3中足骨の間で足底腱膜中にあります。見つけ方は、足の裏の中央より少し前で、5本指を曲げると“への字”にくぼむところの内側です。