子宝妊活

排卵障害と体質の関係について

排卵障害と体質の関係

東洋医学(鍼灸)には、「体質」と「病気」の関連性を重視する独特の考え方があります。排卵障害にも当てはまります。

「体質」と一言で言っても、その特性によって様々なタイプがあります。
たとえば、「気虚(ききょ)」と呼ばれるタイプ。これは、気の不足、つまり、エネルギーが不足しやすい体質をいいます。気虚は、ある種の機能減退を招きます。あらわれる症状に、倦怠感、手足の無力感、めまいなどがあります。排卵障害につながるものには、卵巣の機能が減退する卵巣機能低下症や黄体の働きが弱い黄体機能不全などがあります。

また、「痰湿(たんしつ)」というタイプもあります。体内に余分な水分などが溜まりやすい体質をいいます。あらわれる症状に、むくみ、老廃物の貯留、水腫などがあります。排卵障害に関係するものには多嚢胞性卵巣症候群があります。これは、卵巣内に余分な嚢胞がたくさんできやすい状態です。
この他に、気の運行が停滞しやすい「気滞(きたい)」、血が不足しやすい「血虚(けっきょ)」タイプなども不妊と深い関係があります。

体質は、生活習慣、食事、環境、ストレスなどによって変わります。季節や低気圧など自然界の影響も受けます。「生まれつきで一生付き合っていくもの」と思われるかもしれませんが、そうではありません。積極的に変えることができます。
はなもも鍼灸治療院は、患者様一人ひとりの体質(体内の異状)を見極め、改善していく施術も行っています。ご自身の内側にも目を向け、妊娠に一歩ずつ近づいていただければと思っております。
ご希望の場合は、生活面などのアドバイスもいたしております。どうぞ気軽にお尋ねください。

【参考:排卵障害とは】卵巣で育てられた卵胞が十分成熟すると、中から卵子が飛び出します。これが排卵です。通常、月に1回ありますが、何らかのトラブルがあると、排卵は起きなくなります。これを排卵障害と呼びます。
排卵をコントロールしている中枢機能の低下、あるいは、卵巣そのものの機能低下、ホルモンのアンバランス、黄体機能の低下などが原因になります。具体的には、次のような疾患がある場合、排卵障害を招くことがあります。多嚢胞性卵巣症候群、性腺刺激ホルモン分泌障害、高プロラクチン血症、卵巣機能低下症、黄体化非破裂(未破裂)卵胞など。

一般に、排卵障害が起きていると、生理がなかったり、不規則になったり、あるいは、基礎体温表が乱れたりするので、大抵の場合、異変に気がつきます。でも、中には、黄体化非破裂卵胞のように、無症状のものもあるため、排卵していないことに気づかないことがあります。妊活を始めてから1年以上経つ方は、まずは、病院で排卵障害が起きていないか確認してもらってください。ホルモン値検査や超音波検査などで、排卵の有無を調べてくれます。


<参考文献>
東洋医学概論 医道の日本社
赤ちゃんが欲しい人の本 西東社