機能性不妊とは
機能性不妊とは、病院で検査しても異常が見つからない不妊症のことで、原因不明不妊とも呼ばれています。これは決して原因がないということではなく、現時点の検査では原因が突き止められないということです。
機能性不妊は不妊症のおよそ20%を占めるとされています。つまり、5人に1人程度は、原因がわからないまま、不妊治療を続けているということになります。
やっかいな機能性不妊
一見、異常がないならそのうち妊娠できるだろうと思ってしまいがちですが、当鍼灸院を訪れる不妊患者さんの半分以上は、機能性不妊と診断された女性です。
「不妊治療(タイミング法・人工授精・体外受精)を続けているけれども、なかなか妊娠できない」という人は思っている以上に多いので注意が必要です。もし、機能性不妊と診断されたら、早めに対処するようにしましょう。
機能性不妊の治療
原因がわからないまま不妊治療を続けていると、だんだん不安が募ってきます。中には、焦燥感にかられる人もいて、とても気の毒です。はなもも鍼灸治療では、鍼灸師国家資格を持つ専門家による機能性不妊の治療を受けていただくことができます。主に、タイミング法を試しているけれども妊娠しないという方や、人工授精や体外受精にステップアップしたけれども妊娠できないという方が来院されています。
不妊治療の基本は、原因を突き止め治療することです。当院では、東洋医学的なアプローチ方法で機能性不妊の原因を探り、治療を行っています。具体的には、四診と呼ばれる東洋医学独自の診断方法を用いて不妊原因を突き止め、積聚治療(しやくじゅちりょう)という方法を用いて治療を行います。
まず、問診、脈診、腹診、項背腰部診、舌診などから病態、つまり、不妊原因を突き止め、「陰虚病症」「陰実病症」「陰実陽実病症」「陽実病症」「陽虚病症」のいずれに該当するか判断します。次に、病症に従って積聚治療を行い、不妊原因を解消していきます。
こうした治療によって、機能性不妊が改善されるのはもちろん、原因がわかることで不安が軽減されるという効果があります。積聚治療は、「生命力」に重点を置いた治療を行うので不妊にとても効果的です。よろしければ、ママさん達の感想を覧ください。
もし、人工授精やタイミング法を行っている場合は、妊娠率を上げるために、「人工授精、タイミング法に効果的な周期療法」を、体外受精や顕微授精を行っている場合は、「体外受精・顕微授精の治療プロセスに合わせた鍼灸治療」を並行して行います。
機能性不妊でお悩みの方や、不妊治療を続けているけれどもなかなか結果があらわれない方は、ぜひ一度、はなもも鍼灸治療院にご相談ください。