胚移植の1~3日前に受けると効果的な着床鍼灸

着床鍼灸治療の様子

胚移植日を目前に控え、「ちゃんと着床してくれるかな」、「もしかしたら、また着床しないかも」と不安になっていませんか。「胚移植日までに、できることはやっておきたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

着床しない、よくある原因

移植した胚が着床しないよくある原因に、「接着分子」の不足があげられます。

着床は、移植された胚と子宮内膜との「接着」からはじまります。この過程では、「接着分子」と呼ばれる様々な物質が働いていることがわかっています。

接着分子は胚からだけではなく、子宮内膜からも分泌されます。双方から発現した接着分子が互いに影響を及ぼし合うことで着床が進みます。

このため一方の接着分子が不足しただけでも、着床が阻害されることになります。もし、グレードの良い良好胚を子宮に戻しても着床しない場合、子宮内膜から接着分子が正常に分泌されていないと考える必要があります。

着床率アップに効果的な治療

着床率を上げるためには、子宮内膜から接着分子がしっかりと分泌されることが必要です。それには、子宮内膜を流れる血流量が重要ポイントになります。

当院では、積聚治療(しゃくじゅちりょう)という治療法を用いて血行を改善し、子宮内膜の毛細血管に適量の血流が注がれるようにしていきます。こうした治療によって子宮内膜の機能が活性化し、接着分子が正常に分泌されるようになることはもちろん、移植する胚の着床が進みやすくなるという効果があります。また、血流速度も改善されるので、化学流産(超早期流産)の原因になる血栓を予防できるという効果もあります。

鍼灸と聞くと肩こりや腰痛の治療のイメージが強いかもしれませんが、冷えを改善することができるので不妊治療にとても有益です。それだけではなく、血流改善効果に優れているので着床率を上げたい時にぴったりです。

当院の着床鍼灸は、胚移植の13日前に受けていただくと効果的です。鍼灸師国家資格を持つ不妊治療に詳しい院長が対応させていただきますので、なかなか着床しない方や、移植できる胚の残りが少ない方は、ぜひ一度、はなもも鍼灸治療院にご相談ください。

 

体外受精のプロセスに沿った治療を希望される方は、こちらをご覧ください。

 

子宮筋腫などの婦人科疾患による着床障害の治療を希望される方は、こちらをご覧ください。

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著者プロフィール 磯部律元

2013年「はなもも鍼灸治療院」を開設。東洋医学に精通し鍼灸師として数多くの施術を手掛ける。同時に、生理学、解剖学、病理学などを学び、人体のしくみについて造詣を深める。
妊活、妊婦の施術を得意とし、自律神経の乱れや慢性化した痛みなどにも幅広く対応している。のべ1万人以上の施術実績を持つ。
根本治療的な鍼灸とここちの良い施術を追求しつづけている。