機能性不妊(原因不明不妊)の鍼灸治療

手首に指を添えて脈診をしている画像

機能性不妊とは

機能性不妊とは、病院で検査しても何も問題が見つからない不妊症のことです。原因不明不妊とも呼ばれていますが、これは原因がないということではなく、「現時点で行われている検査では原因を特定することができない」ということです。卵巣、卵管、子宮、女性ホルモンなど、妊娠に必要な要素に器質的な異常はないけれども、年齢やストレス、過労など、なんらかの理由で生殖機能が上手く働いていない状態です。いわゆる「妊娠力」が低下した状態です。

機能性不妊は不妊の10%~20%を占め、思っている以上に多いです。当院を訪れる患者さんも、半分以上は原因不明不妊です。はっきりした年齢差はありませんが、35歳~40歳代の高齢妊娠を希望する女性に多くみられます。

機能性不妊の対策として、はなもも鍼灸治療院では以下の施術を行っています。

機能性不妊を鍼灸治療で改善

機能性不妊は生殖機能が低下している状態なので、妊娠力を底上げする治療に重点を置く必要があります。また、ストレスや疲労によって悪化のリスクが高まるので、心身の疲れを和らげてあげる施術も重要です。

当院では積聚治療という方法を用いて、たまったストレスや疲れを解消することで、その人本来の妊娠力を取り戻す治療を行っています。

機能性不妊は原因を特定できないため、病院では特別な治療をすることなく、タイミング法や人工授精といった一般不妊治療を試すことが殆どです。それでも妊娠できない場合は、体外受精や顕微授精などの高度不妊治療へステップアップします。

こうした不妊治療で妊娠できれば問題ないのですが、なかなか結果が出ない場合もあります。原因がわからないまま不妊治療を続けるのは、精神的にも経済的にも辛いことだと思います。
鍼灸治療は、妊娠しやすいからだに変える「体質改善」を目的とした補完治療としても効果的なので、病院の不妊治療と並行して受けることで、結果が表れやすくなるというメリットもあります。

人工授精やタイミング法を行っている場合は、妊娠率を上げるために、「人工授精、タイミング法に効果的な周期療法」を、体外受精や顕微授精を行っている場合は、「体外受精・顕微授精の治療プロセスに合わせた鍼灸治療」を並行して行います。

機能性不妊でお悩みの方や、不妊治療を続けているけれどもなかなか結果があらわれない方は、ぜひ一度、はなもも鍼灸治療院にご相談ください。

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著者プロフィール 磯部律元

2013年「はなもも鍼灸治療院」を開設。東洋医学に精通し鍼灸師として数多くの施術を手掛ける。同時に、生理学、解剖学、病理学などを学び、人体のしくみについて造詣を深める。
妊活、妊婦の施術を得意とし、自律神経の乱れや慢性化した痛みなどにも幅広く対応している。のべ1万人以上の施術実績を持つ。
根本治療的な鍼灸とここちの良い施術を追求しつづけている。