人工授精、タイミング法に効果的な周期治療

お腹を棒灸で温めている様子

子宝鍼灸の専門家ならではの治療

タイミング法や人工授精を続けているけれども妊娠しない、あれこれと試しているけれども結果があらわれないとお悩みの女性も多いのではないでしょうか。そんな方に効果的なのが、はなもも鍼灸治療院が行っている周期治療です。

なかなか赤ちゃんを授からないというのは、妊娠の準備がスムーズに進んでいないために妊娠のチャンスを逃していることが多いのです。女性のからだは、およそ1か月サイクルで、月経、卵の成長、子宮内膜の発育、排卵、卵のピックアップ、受精卵の着床といったプロセスを踏み妊娠の準備をしています(女性周期)。タイミング法や人工授精で妊娠を目指す方は、まずは、この一連のプロセスが1つ1つ着実に進むようにしてあげることが大切です。はなもも鍼灸治療院では、「プロセスに沿って本来のからだの機能を着実に作動させる」という周期治療を行っております。これは、妊娠準備が整うようになるだけではなく、女性周期も安定してくるので生理不順など様々な不妊原因を取り除くためにも効果的な治療になります。

当院の周期治療は、だれでも一様に同じ施術をするというものではなく、1人ずつ、プロセスに潜む問題点を見極めてから、最適な治療を行っております。10年にわたる不妊治療で培ってきた技術と知識を備えた専門家ならではの治療をご提供しております。これにより、妊娠の準備が整うと、タイミング法や人工授精の良い結果に結びつきます。たとえば、「2年間も悩んでいたのに、通い始めて2か月で妊娠できた」、「生理周期も安定し、無事妊娠できた」などの喜びの声をたくさん頂いております。治療実績の中には、35歳を過ぎて人工授精で妊娠できたなど、一般には難しいとされるケースも含まれます。長く妊活を続けられている方や、これから妊活をはじめようと思っている方にも効果的な鍼灸治療です。もちろん、痛くも熱くもありませんので、鍼灸が初めての方も安心してご来院ください。もし、治療に対する不安や迷いなどございましたら、遠慮なくご相談ください。

妊活を続けてきたにもかかわらず期待した結果が得られない、人工授精もやってみたけれども妊娠しないなど、妊活でお悩みの方は、ぜひ一度、はなももの鍼灸治療へご相談ください。妊娠という夢を一緒に実現いたします。

ご予約・お問合せ

人工授精、タイミング法に効果的な周期治療の例

基礎体温表と女性周期(プロセス)を図に示し、各プロセスで行う治療例を紹介いたします。

低温期(卵の成熟、子宮内膜の発育)の治療例

基礎体温のグラフ上に低温期に行う鍼灸のタイミングを示した図

月経開始から約2週間続く低温期は、卵胞と子宮内膜の成長が促される時期です。卵巣内では、約半年かけて成長してきた卵胞が排卵可能なグラーフ卵胞に成熟します(卵胞期)。一方、子宮内では、月経が終わると、次の受精卵の着床に備えて新しい子宮内膜が作られ始めます(増殖期)。

低温期の治療は、卵胞と子宮内膜の成長にとって大切な血液が不足しないように、補血(ほけつ)の鍼灸治療を行います。これにより、卵胞を成熟させ、子宮内膜を柔らかく厚みのある内膜へと成長させます。同時にホルモンバランスを整える治療も行います。特に、血の生成とホルモンバランスに効果的な「血海(けっかい)」、「三陰交(さんいんこう)」などへの鍼灸治療は重要です。低温期が長い方は、卵胞の成長が不十分なので、体外受精に合わせた治療例「STEP1:卵胞・卵子の育成」の鍼灸治療もくわえます。基礎体温が正常であっても、東洋医学に伝わる四診(診断方法)を駆使することで身体に潜む不妊原因を明らかにして、必要な治療を行います。

排卵期の治療例

基礎体温のグラフ上に排卵期に行う鍼灸のタイミングを示した図

排卵を誘発する黄体化ホルモン(LH)が分泌されると、卵子が卵胞から放出されます。その後、卵管采が卵子をピックアップして、卵管内に吸い込みます。もし、この流れが上手くいかないと、いくらタイミング法や人工授精を続けたとしても、妊娠は望めません。

排卵予定日の前後は、卵胞が卵子を放出する力と、卵管采が卵子をピックアップする力を補う、補気(ほき)の治療を行います。「気」とは、わかりやすく言うとエネルギーのことですから、排卵機能とピックアップ機能がしっかりと作動するように、気(エネルギー)を補うことが大切です。具体的には、精力をつける「気海(きかい)」 や、元気と関係する「関元(かんげん)」などへ鍼灸治療を行います。卵子を吸い込む力が弱いピックアップ障害は、病院でも発見が難しいため機能性不妊2人目不妊の中に隠れていることがあります。

高温期(子宮内膜の成熟、受精卵の着床)の治療例

基礎体温のグラフ上に高温期に行う鍼灸のタイミングを示した図

高温期に入ると、卵子を放出し終えた卵胞は黄体に変化し、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します(黄体期)。一方、子宮内では、子宮内膜が成熟して、受精卵を受け入れる準備を整えます(分泌期)。

高温期の治療は、骨盤内の血行を促進して、ホルモンの分泌を促し、受精卵の受け入れ能力と保育力を持った子宮内膜に成熟させることが目標です。この治療により、着床の窓が開き受精卵の受け入れ態勢が整います。特に、お腹の「関元(かんげん)」「中極(ちゅうきょく)」「子宮(しきゅう)」などのツボを重点的に治療します。高温期が短かったり、高温期と低温期の差が低かったりする場合は、子宮内膜が成熟しきっていないので、体外受精に合わせた治療例「STEP3:子宮内膜の育成」や「STEP4:着床支援」の鍼灸治療も行います。基礎体温が正常な方も、お体の状態に応じて多方面からアプローチをかけます。

月経期の治療例

基礎体温のグラフ上に月経期に行う鍼灸のタイミングを示した図

妊娠に至らなかった場合、月経期に入ります。この時期は、剥がれ落ちた古い内膜と体内に溜まった悪いものが、経血と一緒に排出されるデトックスの時です。子宮が収縮してきれいに排出できるように、お腹を中心に全身に鍼灸治療を行います。しっかりとデトックスして、次の妊娠の機会に備えましょう。

治療を受けるタイミング

当院の周期治療は、一人ひとりの状況に応じて進めてまいりますので、いつからでも受けていただけます。人工授精の日に合わせて、定期的になど、一人ひとりのご希望やご都合に合わせて対応させていただきます。ご相談なども受け付けておりますので、どうぞ気軽にお問い合わせください。ベストな方法を一緒に考えさせていただきます。

妊活で思うような結果があらわれない方、年齢的にも焦りを感じている方は、ぜひ一度、はなももの鍼灸治療の周期治療をお試しください。タイミング法・人工授精が成功するよう全力でサポートさせていただきます。

ご予約・お問合せ

関連記事

  1. 卵胞と卵子の成長と受精卵ができるまでの過程

  2. 手首に指を添えて脈診をしている画像

    機能性不妊(原因不明不妊)は鍼灸治療で改善できます

  3. 不妊に鍼灸は効果がある?どのくらいの頻度で通うと良い?

  4. 男性不妊は鍼灸治療で改善できます

  5. 妊活と日光浴

  6. 卵管・卵管采・卵巣・子宮の図

    やっかいな卵管障害を改善する鍼灸治療

おすすめの記事

院長の写真
著者プロフィール 磯部律元

2013年「はなもも鍼灸治療院」を開設。東洋医学に精通し鍼灸師として数多くの施術を手掛ける。同時に、生理学、解剖学、病理学などを学び、人体のしくみについて造詣を深める。
妊活、妊婦の施術を得意とし、自律神経の乱れや慢性化した痛みなどにも幅広く対応している。のべ1万人以上の施術実績を持つ。
根本治療的な鍼灸とここちの良い施術を追求しつづけている。