慢性症状・自律神経

頭痛

清々しい日々をおくるために

頭痛体質からの早期脱却を目指しています。快適な毎日を過ごせるよう、一人ひとりにあった鍼灸でサポートさせていただきます。

まずは、頭痛の特効穴(即効性が高いとされるツボ)と緊張を和らげるツボを駆使して、今悩まされている痛みを鎮めていきます。さらに、頭痛体質から一日でも早く解放されるよう、自律神経のはたらきを高める施術を行います。
普段、みなさんが悩まされている頭痛の多くは、血管の過剰な拡張と収縮によって引き起こされています。血管の収縮と拡張は、交感神経と副交感神経と呼ばれる2つの自律神経が調節しています。血管が拡張し過ぎた時は交感神経が働いて血管を収縮させ、逆に、収縮し過ぎた時は副交感神経が働いて拡張させます。このように2種類の自律神経がバランスをとりながら、血管の太さを調節しています。自律神経が正常に働いていれば、頭痛の原因とされるセロトニン(神経伝達物質)が分泌されたとしても、あるいは、多少ストレスがかかったとしても、血管はうまく調節され頭痛は起こらないはずです。
ところが、「いろいろ試したけれども、頭痛を繰り返す」という方がいらっしゃいます。これは、自律神経がまだ整いきっていないためと思われます。一時的に痛みが治まったとしても、原因が解消されていなければ頭痛は繰り返し起こります。頭痛体質から脱却するには、自律神経をしっかりと働かせることが大切と考えています。

当鍼灸院で取り入れている積聚治療(しゃくじゅちりょう)では、自律神経の乱れる原因は「精気の虚」にあると捉えています。精気とは東洋医学で用いる言葉で、みなさんが生まれながらに持っている生命力みたいなものです。虚とは低下とか不足という意味です(ちなみに積聚治療では、「精気の虚」のことを「冷え」と表現しています)。
精気は生体のエネルギー源です。エネルギーが不足すると、からだに備わっている機能は正常に働かなくなり、その結果、病気になると考えています。頭痛も同様です。残業や夜更かしなど心身に無理を強いる生活は、精気を必要以上に消耗します。どんなにストレスに強い人でも、限界はあります。過度なストレスがかかり続ければ、それに抵抗するために精気を余計に消耗することになります。精気の消耗が自律神経に影響すると、血管の調節が上手くいかなくなり頭痛を招くことになるわけです。

はなもも鍼灸院では、頭痛の根本原因を精気の消耗と捉え、十分に補う施術を行っています。精気が充実すれば、自律神経は正常に働きはじめ、頭痛体質から自然に解放されることでしょう。
今の痛みをいち早く鎮める特効穴を使った鍼灸と、根本原因を解消する鍼灸、この2つの施術で頭痛のない本来のからだを取り戻すお手伝いをいたします。不快な頭痛でお悩みの方は、ぜひ一度、当鍼灸院にご相談ください。

*頭痛の中には脳卒中などのように早く対処しないと危険なものと、片頭痛や緊張型頭痛のように命にはかかわらないけれども不快な痛みに悩まされるものがあります。当鍼灸院では、後者の頭痛の施術を行っています。いつもと違うひどい痛みのときは、我慢せず、一度、病院で診てもらいましょう。

【参考:頭痛について】
・片頭痛
片頭痛は、それまで何でもなかったのに、突然ズキズキした頭痛に襲われます。数時間~数日続くことがあります。音や光に敏感になったり、吐き気や嘔吐を繰り返したり、イライラなどを伴うこともあります。片頭痛の起こる前兆として、目がチカチカする閃輝暗点(せんきあんてん)を訴える人もいます。片頭痛は、心理的ストレスから解放された後に発症しやすい傾向があります。
これには、セロトニンという物質が深く関わっています。セロトニンとは神経伝達物質(化学物質)の一種で、脳や血管の中に存在していて、血管を収縮させて興奮をおさえる働きがあります。脳がストレスを感じ始めると、興奮を抑えようとしてセロトニンが血液中に沢山放出されます。ストレスを感じている間はセロトニンが放出され続けて、血管は収縮しています。しかし、ストレスから解放されるとセロトニンは減少し、血管は拡張します。この時、過剰に拡張すると「ズキンズキン」とした痛みが起こります。これが、ストレスから解放された時に起こる片頭痛です。

また、三叉神経という神経が関わっている片頭痛もあります。三叉神経は、脳神経の中で最も大きな神経で、顔周辺の感覚を支配しています。三叉神経が何らかの刺激を受けると、神経の先から血管を拡張させる神経伝達物質が分泌されます。すると、血管が拡張して炎症がおこり、その炎症部分が三叉神経を刺激して片頭痛が起こります。

片頭痛の中には、エストロゲンという女性ホルモンが関与しているものもあります。これは、20歳代~40歳代の女性に集中していて、生理がそろそろ始まるという頃になると起こり、生理が終わる頃になると収まります。エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンで、生理周期に伴って分泌量が大きく変動します。生理が始まる数日前になると、エストロゲンの分泌量は急激に減少します。そして生理が始まると、今度は少しずつ増加します。この期間に片頭痛に悩まされる女性が多いことから、エストロゲンの関与が疑われています。もう少し詳しくお話します。
エストロゲンは、主に、妊娠に携わるホルモンですが、その他に、セロトニン(脳内の神経伝達物質)の生成を進める働きもあります。前述のように、セロトニンには「血管を収縮して痛みを和らげる」という働きがあります。エストロゲンの分泌量が多いとセロトニンの量も多くなり、エストロゲンの量が少ないとセロトニンの量も減少します。ですから、エストロゲンが急激に少なくなる生理前は、セロトニンの量も減少するため、脳の血管が急に拡張してズキズキした頭痛が起こりやすくなるわけです。反対に、生理が始まるとエストロゲンは増えてくるので、セロトニンの量も徐々に増加し、生理が終わる頃になると片頭痛は無くなります。エストロゲンの分泌量が安定する妊娠中は片頭痛が減り、出産後生理が始まると再び片頭痛が起こりやすくなることからも、このホルモンが関係している可能性は高いと言えます。

以上のように片頭痛には色々な要因がありますが、いずれにしても、血管の過剰な拡張によって引き起こされます。

・緊張型頭痛
緊張型頭痛は頭痛の中で最も多く、70~80%を占めています。精神的ストレスなどの心理的な要因が関与しています。ストレスで肩や首の筋肉が過緊張することで血管が過剰に収縮し、頭皮の血流が悪くなり頭痛が起こります。主に後頭部両側から項部にかけて起こり、側頭部や前頭部に起こることもあります。鈍痛のことが多く、頭を締め付けられるような頭重感や、帽子をかぶったような被帽感を訴えます。発症は徐々に起こり、比較的長く続いて慢性化することもあります。痛みは朝に軽く夕方に強くなるなど、一日の中で変動があります。また、天候によっても左右されやすい頭痛です。その他に、疲れ目なども伴います。

・群発頭痛
群発頭痛は、夜間睡眠中に突然起こる頭痛です。入眠して2~3時間後、片側の眼の奥でえぐられるような激しい痛みが反復して起こります。痛みは20分~90分でおさまります。このような発作が年に1、2回の頻度で起こります。頭痛発作の間に、顔面が赤くなったり、涙や鼻水が出たり、結膜の充血を伴ったりします。群発頭痛は20~30歳代の青年・壮年男性に多く、男女比は5:1です。ストレスやアルコールで誘発されやすい頭痛です。
<参考文献:臨床医学各論 医歯薬出版株式会社>

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