婦人疾患

更年期の不調

いつまでも元気に若々しく

更年期に起きる不調をいち早く和らげる施術と根本的な原因を解消する施術、この2つを組み合わせて、更年期障害からの早期脱却を目指しています。

ホットフラッシュや動悸、イライラ感など、更年期の症状に即したツボを駆使して、まずは、今悩まされている心身の不調を鎮めていきます。さらに、更年期障害の根本的な原因を解消して、あなた本来の元気なからだを取り戻すお手伝いをいたします。
時々、「一度良くなっても、再発する」という人がいらっしゃいますが、これは原因が、まだ、からだに残っているためと思われます。当鍼灸院では、冷えもその1つと捉えています。ただし、ここでいう冷えとは、単に冷たいということだけではなく、「精気の低下」を言い表しています(詳しくは施術理念をご参照ください)。精気とは東洋医学で使われる言葉で、生命エネルギーみたいなものです。
病は、からだが冷え(精気を消耗して)、抵抗力が落ちることで起きると考えています。更年期障害も同様です。

この年代の女性は、家族の問題や仕事上のトラブルなど、次々と問題が降り注ぎます。多くのストレスにさらされると、それに対抗するために精気を余計に消耗してしまうことがあります。この状態が長く続くと、からだは冷えてきます。すると、更年期に起きるホルモンバランスの変化に耐えられなくなり、様々な不調が引き起こされると考えています。つまり、更年期障害は、女性ホルモンの変化に適応できない状態とみています。
そこで、はなもも鍼灸院では「冷えをとり、本来の適応力を取り戻す」という施術を行っています。一日でも早く、ホルモンバランスの変化に左右されないからだになるよう、サポートさせていただきます。
更年期の不調でお悩みの方、よくなったと思っても再発してしまう方、ぜひ一度、ご相談ください。
施術後は、ここちのいい温かさを実感していただけると思います。

【参考:更年期障害とは】
更年期とは閉経の前後5年間、45歳~55歳くらいの期間をいいます。この頃になると体内のホルモンバランスが変わり、「からだ」と「こころ」に変調があらわれやすくなります。これを更年期障害と呼びます。若い女性でもなることがあり、この場合は、若年性更年期障害といいます。
心身にあらわれる変調は、次のように実に多彩です。しかも、いつも同じ症状が出るとは限らず、複数重なってあらわれることもあります。
〇からだの不調
急に汗が出る、のぼせる(ホットフラッシュ)、下半身が冷える、動悸がする、めまいがする、胸が締めつけられる、喉に何か詰まった感じがする、頭が痛い、耳鳴りがする、肩がこる、腰が痛い、疲労感、倦怠感。閃輝暗点(せんきあんてん) など。
〇こころの不調
イライラする、不安になる、憂鬱な気分になる、気持ちが落ち込む、眠れない など。

【参考:更年期障害のメカニズム】
女性は、30歳代後半から卵巣機能が衰えはじめ、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌量が徐々に減ってきます。更年期を迎える頃になると、体内のホルモンバランスがそれまでと大きく変わり、その影響で自律神経が乱れて心身に変調があらわれます。これについて、もう少し詳しくお話します。
女性の卵巣では、生涯にわたって排卵する卵胞の数は決まっています。「卵胞は新たに増えることはない」というのが今の定説です。そのため、年齢とともに、卵巣の中にある卵胞の数は徐々に少なくなっていきます。更年期を迎える頃には、卵胞の数は残り僅かになり、月経周期も不規則になります。やがて、卵胞はすべて無くなり閉経します。この間、卵胞から分泌されるエストロゲン(女性ホルモン)の量も減少してきます。エストロゲンの分泌は、脳内から分泌される分泌されるLH(黄体形成ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)によってコントロールされています。分泌されたLHとFSHが血流にのって卵胞に届くと、それが合図となってエストロゲンが作られる仕組みになっています。
ところが、更年期は卵胞の数が減ってくるので、エストロゲンの生産量も減少します。そこで、脳はどんどんLHとFSHを分泌し、卵胞にもっとエストロゲンを作らせようとします。でも、卵胞の数は減る一方なのでエストロゲンの減少傾向は続き、反対に、LHとFSHの分泌量はますます増えます(図)。
やがて、過剰になったLHとFSHが、脳内にある自律神経中枢に影響を及ぼし、更年期障害でよくみられる自律神経系の不調が引き起こされるわけです。また、更年期は、子供の進学や結婚、親の介護など、家族の問題や転機があれこれともち上がる時期です。仕事をしている人は、管理職など責任ある立場を任され、何かと負担が増える年齢でもあります。ホルモンのアンバランスにこうした問題が重なり、不安感やイライラなど、こころの不調があらわれやすくなります。
更年期障害はホルモンバランスの変化にからだが慣れると軽くなりますが、場合によっては日常生活に支障が出るほど酷くなることもあります。我慢して悪化させないように気をつけましょう。
<参考文献:女性の医学事典 ナツメ社、病気が見えるvol.9>